5月31日晴れ・・・昨日は、自治会から校区内にある関西電力姫路第二発電所の視察に行ってきました。
関西電力姫路第二発電所は、姫路市南部の播磨臨海工業地帯の中心に位置し、関電最大規模を誇る代表的な火力発電所で液化天然ガス(LNG)の受け入れから発電まで一貫して行っています。昭和38年10月から51年間稼働しています(同い年やん)。
少しばかり電気の作り方を解説します・・・単純な火力発電というのは、LNGなどの燃料を燃やしてボイラーで蒸気を作り、この蒸気で蒸気タービンを回転させている。発電機に回転力が伝わって電力が生まれる仕組みであります。これを汽力発電と呼びます。 同じ量のガスを使うのなら、汽力発電より大量の電力を生み出す手法が姫路第二発電所で実施されています。2段構えで発電する「コンバインドサイクル発電」です。コンバインドサイクル発電とは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電設備で、燃焼器でクリーンな天然ガスを燃やし、その高温の燃料ガスの力でガスタービンを回し発電します。さらに、ガスタービンからの排熱を排熱ボイラで有効に回収し、高温高圧の蒸気を発生させ、蒸気タービンを回して発電します。・・・詳しいことは、関電の偉い人に聞いて下さい(汗)
こちらは、中央制御室・発電設備、LNG設備を集中管理し、運転と監視を24時間体制で行っています。
こちらは、ガス・タービン建屋です。姫路城をイメージしたアイボリーを基調色とし、アクセントとして姫路城の柱の木材の色合いが長期使用により醸成された茶色を採用されています。排熱回収ボイラや変圧器は、美しい山河や豊かに広がる播磨平野の自然をイメージさせる緑色としています。
発電機・蒸気タービン・ガスタービン全景です。副所長が解説してくれています♪
ここからは、バスで発電所構内をバスから視察しました。
タービンエンジンを冷やした海水(お湯)が出るところ。最終に吐き出されるところは冬場のチヌ温泉で有名な日の出渡船の5・6番のテトラ側になります。
バス内からは、ガス託送設備(この設備で熱量調整、付臭を行い、都市ガスの導管を用いて、お客様へガス託送を行っているところ)の前を通って・・・
このような視察をさせていただき、 非常に勉強になり、感謝の気持ちで一杯であります。 日常何気なく使用している電気も、 様々な人(姫路第二発電所では1日400人もの人が働いています)が安全や環境に気を配りながら電気を作っているということがよくわかります。 これからは、 電気を大切にしなければと感じました。