あの瞬間!俺たちは若かった!!

日々の出来事を綴っていきます

いかなごのくぎ煮

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

3月7日晴・・・瀬戸内海の春の恵みは、なんといってもイカナゴです。

春になると白浜の子のお弁当には必ずと言っていいほど「いかなごのクギ煮」が入っています。
毎年2月下旬から3月半ばにかけて駅から住宅地の中を歩くと、そこかしこの家から
甘辛ぁ~い醤油の「くぎ煮」を炊いている匂いが漂ってきます。


もちろん駅前の商店街も「いかなご」一色でノボリが立ち並んでおり、魚屋さんには
一日に何度もトラックが横付けされて大きなカゴいっぱいのイカナゴが何箱も届けられます。
それはただちに1kg毎にビニール袋に分けられ、各家庭に数キロ単位で買われていくのです。

数キロあるいは数十キロと炊かれたイカナゴはその家庭だけで消費されるのではありません。
くぎ煮」となったイカナゴは、各家庭から全国へ宅配便で送られていきます。
そのために大手配送業者は専用ノボリで取り扱いをアピールし、各スーパーでは特設コーナーで
「醤油・みりん・ざらめ砂糖・小分け用のパック」などをそれぞれ業務用の単位で並べて売ります。
このほか、オプショングッズとして「生姜・ゴマ・山椒・水飴」も並んで売られています。
これは各家庭で微妙なバリエーションをつけるために使われるものです。


家ごとに微妙に味付けが異なることもあって、隣近所へ小分けして配ることもよくあります。
すると何日かして「秘技・いかなご返し(と密かに呼んでいる)」として、またくぎ煮が近所から
配られてくるのです


百円均一のお店でも、タッパーやアルミパックを店の全面に並べて大売り出しです。
この季節に売られる大鍋は一抱え以上もある黄金色の両手鍋が一番の売れ筋商品です。
どう見ても家庭用ではないんですが...。(汗)



これって、ヘンでしょうか?