大学4年生の8月。
就職活動の真っ最中にもかかわらず、伊豆諸島神津島13泊14日の釣行をしたことがあった。
今では時間があっても体力がないため絶対にできることではないが、
気力体力充実で無分別の当時はな~んにも考えずやっていたようなきがする。
釣友会の夏合宿 お盆のOBとの釣行 その後の学釣連全日本と連チャンで、9日間竿を出した。
金無し学生のため、エサは一日アミエビ6kgが基本。
磯はオネモ、平段、新島向い、コチが鼻などのタダナエ群島専門。
サビキでムロアジを釣り、イシダイ竿にセットした泳がせ仕掛けで
カンパチ、ハガツオ、シイラを狙っていた。
3-7kgの獲物はそこそこ獲った。大物といえばシイラの15kg程度。
カンパチのメモリアルフィッシュには遭遇しなかった。
釣った魚を島の寿司屋に買ってもらったり、船宿の冷凍庫の掃除をして、宿泊代を
まけてもらったりいろいろ苦心をしたが、それでもお金が底をつき
「荒天で船が出ず、島流しにあった。電報為替で金を送ってくれ。」
と釣り極道のバカ息子は親に無心をした。
いまではこんな釣りはもうできない。
当時の写真を見ると、真っ黒に日焼けをした東南アジア系のニイチャンが
断崖絶壁にへばりついて何かを叫んでいる、阿鼻叫喚地獄絵図にしか見えない。
あのころに比べて少しはまともになったのかなぁ?